歩行と噛み合わせ
吉田勧持という物理学者が提唱した構造医学という学問の中で、人間の重力センサーとしての下顎という捉え方があります。
人間の重力センサーは、内耳にある三半規管だとされていますが、直立二足歩行を獲得する進化の中で、その他にも重力を検知する仕組みが備わったと分析したのです。
下顎は、頭蓋骨からぶら下がっていますから、姿勢に応じて位置を変えます。
体が歪むとそれに応じて下顎が移動し、顔も歪むということに繋がります。
姿勢が狂うことで噛み合わせが狂い、姿勢を良くすると、噛み合わせも良くなってくるのです。
体のゆがみは、歩くことでかなり解消されます。左右交互の規則正しい運動は、現代生活で蓄積したゆがみを是正し、本来の位置へと回復させるのです。
姿勢をただし、噛み合わせを良くするためにも、歩行(ウォーキング)をすることは、現代のゆがみを蓄積しやすい生活において、大変重要なことであると言えるでしょう。