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日本人の食性と歯
日本人の食性と歯
太平洋戦争後、例えば牛乳は、だぶついたアメリカから輸入され、学校給食のなかで日本に定着しましたが、本来日本人の多くは乳糖耐性がなく、様々な病気を生む原因になりました。
コメを中心とした穀食が主体の日本人の食性は完全に様変わりし、歯並び不良・虫歯・歯周病という歯の病気は蔓延し、縦噛みが増え、生活由来性の慢性疾患が当たり前になっています。
高カロリーのジャンクフードを提供するファストフードチェーンが津々浦々にできる一方、ダイエット(食事療法?)と称して肥満改善に血道をあげ、世界中から食料を輸入し、先進国としての豊かさを謳歌しているようです。
何か間違っていないでしょうか?

近年、歯科医学では、「咬合の垂直化(縦噛み)」が、安全な咬合様式として標準化されつつあります。横噛みの場合、歯周病が起きると、急激に進行し重篤になり易いし、歯に補綴したセラミックが欠けやすくなるからです。
本来の原因である食生活の変化には何も言及せず、対症療法として縦噛みを正当化するのは、何か間違っていないでしょうか?

私たちが健康に生活を送るために、日本人がどういう食べ物を食べ、進化してきたのか、人間が動物としてどういう生活を送るべきなのか、現代社会の中では実践が難しいかもしれませんが、少なくとも知識として知っておいて欲しいと思います。
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