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食物と健康
食物と健康
玄米正食という哲学が、マクロビオティックとして欧米で紹介され、健康増進にすばらしい効果がありました。
肉食に近い雑食の欧米人が、草食・穀食傾向にすることで、消化器系の菌相が変化し、様々な効果があったからだと考えられます。
日本にも逆輸入されましたが、もともと草食系雑食の日本人には劇的な効果はなかったようです。(もちろん、それなりの効果はありました。)

本来人間は居住環境を求めて歩いて移動してきました。
そして、移り住んだ土地の周りで取れる食べ物を食べ、環境に適応しながら生きてきました。数世代でその土地の食べ物に体が適応してきたと考えられます。
民族食・伝統食という食べ物は、長い時間を経過してその民族に培われてきたものなので、本来その民族に適したものです。風土病の原因の可能性がある食べ物もあり、しっかりした検証が必要ですが、伝統食を基本においた食べ物こそがその人にあった食べ物であることは間違いないでしょう。

健康と食物を考えるとき、人間の進化と歴史を鑑みて、「身土不二」ということを参考に、
食べるときの姿勢を含めた「咀嚼」にも、もっと注意を払ってほしいと思います。
「唾液」の効果を十分発揮させ、「咀嚼」の効果をもっと利用することが、私たちの健康に大きな恵みをもたらしてくれると思います。
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