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歯並び・噛み合わせの異常の治療法
歯並び異常の治療は、一般的には歯列矯正ということになります。
歯の矯正治療というと、歯に針金を着けて行う一般的なものを思い浮かべますが、現在は様々な治療法があり、ウエダ歯科でも状態に合わせてたくさんの装置の中から最善と思われるものを選択していきます。

成長期に用いる装置
  • 機能矯正装置(顎の骨を発育させる装置)
    乳歯列〜混合歯列(生え換わりの時期)の時期に、顎の骨を成長させることを目的に用います。取り外しの入れ歯のような装置で、状態によってさまざまな種類があります。
    一般的に年齢が早ければ早いほど改善しやすく、短期間で終わります。
  • Uアーチ
    混合歯列期に用いることが多い装置です。
    Dr.リケッツのutility-archを基本に考えられた装置で、歯の移動と顎の成長の目的で用います。
  • 可撤性矯正装置
    機能矯正装置も含まれますが、取り外しのできる矯正装置のことで、ここではおもに歯を動かす取りはずしの装置を指します。
  • 成長期以降に用いる装置
    • いわゆるブレイス
      歯にブラケットを接着し、針金を着ける一般的な装置です。
      前歯など、見えるところはセラミックやプラスチックの目立たないブラケットを用います。
      虫歯になり易いので注意が必要です。
    • 舌側矯正装置
      歯の裏側にブラケットを着けるため、矯正していることが分からない装置です。
      状態によっては動かし辛い方向があり、他の装置との併用が必要になることもあります。
    • 床矯正装置
      可撤性矯正装置です。ブレイスと併用することがあります。
    • クリアアプライアンス
      透明なプラスチックで作った取り外しの装置です。
      模型上で成形した0.5〜1mmの厚さの薄いフィルム状の装置を、1〜3週間ごとに取り換えていきます。
      矯正していることがほとんど分からないし、はずして歯が磨けるので虫歯になりにくい特徴があります。
    • 矯正用インプラント
      ブレイス矯正の補助装置として、太さ0.7mm、長さ1cm程のチタンの矯正用インプラントを用いることがあります。
      従来難しかった歯の移動もできるようになりました。


矯正治療によらない歯並び改善法
歯並び異常の原因と予防法の欄で述べましたが、悪い癖を治したり、ウォーキングをすることで自然に歯並びが良くなることがあります。
また、鼻の病気を治療し、口呼吸から鼻呼吸になることで改善することもあります。
歯の交換期のちょっとした歯並び異常は、アイスクリームの木のスプーン(ウッドスティック)で歯を押すことで簡単に治ることもあります。
歯を削って作りものの歯で見た目を良くする治療もよく行われていますが、いろいろなリスクの高い治療法といえ、あまりお勧めしません。
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